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 当園は環境を保全し、持続可能な社会づくりに貢献します。

     
 Organic Green Tea Farm  Matsuda Nouen

『手摘み』のお茶は、『機械摘み』のお茶とどう違う?

今日は、化粧ナラシをやりました。化粧ナラシというのは、新茶を刈り取る時に、古い葉や枝が混じらないように、茶畑の表面をきれいに整えておく作業です。きれいに整えておく作業なので、きっとそういう名前になったのでしょう。

現在、お茶の摘み採り方法は、大きく『手摘み』と『機械摘み』に分けられます。50年前はほとんど手摘みでしたが、今はほとんど機械摘みです。昔は、新茶の初めの頃は手摘みをして、手摘みが追いつかなくなると、機械摘みに移行したものですが、今は茶摘み娘(おばちゃん?)不足と、機械摘みでもかなり高品質なものができるようになったので、一部の農家を除き、ほとんど行われなくなってしまいました。手摘みはたくさんの人手と、とても時間がかかるので、現在は品評会用に行われるのが、ほとんどだと思います。そんなわけで、手摘み茶はとても貴重品になりました。

手摘みと機械摘みがあるのはわかったけれど、味にはどんな違いがあるの?とお思いの方もあるかもしれませんね!正直なところ、きれいにならしてある茶園を摘み採る分には、それほど違いはないと思います。品評会用に一芯二葉で摘み採れば、芽の大きさが揃って、ある程度は品質が向上するとは思いますが・・・。な~んだ手摘みだからといって、特別おいしいわけではないんだ~と思った方、ちょっとお待ちください。実は手摘みにも、二種類あるんです。お茶の木は、植えて何年かは自然仕立てと言って、枝がそれぞればらばらに上まで伸びています。4~5年たってある程度大きくなると、ほぼ水平にならして機械で摘み採るようになります。手摘みのメリットは、このならす前の自然仕立ての状態でも摘み採ることができることです。もちろん一芽一芽摘み採らなければならないので、さらに手間がかかります。でもこの手摘み茶が最高に美味しいんです!樹齢が若く、葉が立体的に繁茂しているため、光合成もたくさんできるからだと思います。ただ残念ながら、こうしたお茶は、もうほとんど作られていません。当園でも20年くらい、製造していません。ただあの味の記憶はしっかり残っていますので、いつの日か『自然仕立ての手摘み茶』を復活させてみたいな~と思う、今日この頃です。最後までお読みいただき、ありがとうございました(^-^)

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