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 当園は環境を保全し、持続可能な社会づくりに貢献します。

     
 Organic Green Tea Farm  Matsuda Nouen

ついに苦手な季節がやって来ました。

世間では、新型コロナウイルスの話題で持ちきりですが、、私はそれどころではありません。ついに、1年で一番苦手な季節がやって来てしまいました。もうお分かりだと思います。花粉症の季節です。これからは、肥料まきや、化粧ならしなど、畑仕事も忙しくなってくる時期だというのに、外に出ると、目が痒い、くしゃみ、鼻水が出る。しかも、年々症状は悪化する一方です。はっきり言って、外に出るのが苦痛です。花粉症の方なら、この苦しみ、わかっていただけると思います。農家で花粉症は、アウトですね~。舌下免疫療法とやらを、やってみようかな~。もう今からじゃ、遅いかな?せめて、あまり風が強く吹かないことを祈ります。

シングルオリジンって?

皆さんは、『シングルオリジン』という言葉を聞いたことがありますか?これは、ある生産者の農園で作られた農作物(品種なども特定可能)だけを加工して作られたものといった意味です。昔は、お茶の場合は、『自園自製自販』という言葉を、よく使っていました。それは、各農家がそれぞれ小さなお茶工場を持っていて、個性的なお茶がたくさん作られていたからです。時代と共に、小さなお茶工場は減って行き、たくさんの農家から生葉を集めて大量生産をする大型茶工場が増えました。それは、効率的に大量のお茶を製造するには適していたわけですが、一方で画一的なお茶(深蒸し煎茶など)が増えてしまい、消費者は多様なお茶の世界から遠ざかってしまいました。その後、飲料の多様化などにより日本茶の消費が減少するに伴い、大型茶工場も減少する時代になりました。そこで、再び脚光を浴びてきたのが、小さなお茶工場で作られるシングルオリジンのお茶です。画一的な大量生産の時代が終わり、個性的な高品質なお茶の時代がやって来ました。しかも、今は、そういったお茶が簡単に調べられる時代です。ぜひ、皆さんも、特定の生産者のこだわりのお茶を、いろいろと飲み比べてみてください。日本茶って、こんなにいろいろなお茶があったんだ!と再認識する同時に、きっと日本茶が大好きになると思います。

フィルターインボトルは、『夏の急須』!

   暑いですね~。当園では、毎日、草取りと草刈りを行なっています。草取りのお供は、なんといってもフィルターインボトルで抽出した水出し緑茶!水分補給は、もちろんのこと、ミネラルの補給にもなりますし、免疫力をアップしてくれます。口に含むと、ほど良い渋みと甘みが口の中に広がります。そして無農薬のお茶は、身体にスーッと染み込んで行きます。

   最近では、急須のないお宅も多いそうですが、フィルターインボトルは、そんなご家庭にも一家に一本、常備していただきたい夏の急須です!10gの茶葉で、750mlの美味しい水出し緑茶ができます。もう一度水を足して使えば、1.5lの量ができます。これは、ペットボトルにも負けないコストパフォーマンス!なおかつ、味は茶葉にもよりますが、別次元の美味しさです。この素晴らしい味を知らない日本人が多いのは、とても残念です。どうかご存知の方は、周りの方々に教えてあげてくださいね。

いよいよ本格的な草取りシーズンの幕開けです(笑)

  二番茶の後の浅刈りが終わると、当園では本格的な草取りシーズンに入ります。無農薬栽培では、除草剤を撒かないため、草取りは手作業になります。必要なのは,ホームセンターなどで売っている草取りの農具と、取った草を入れる肥料袋と根気です。草は、全て取ってしまうのではなく、茶株面の上に出てきてしまう草を,優先的に取ります。特につる系の草は,ほっておくと、茶株面を覆ってしまうので、必ず取ります。全て取っていると、時間がいくらあっても足りませんので、草の種類を見極めて、種を落とす前に取り除くのがコツです。

  夏の草取りに欠かせないのが、当園の茶葉で作った『水出し緑茶』です。フィルターインボトルに茶葉と水を入れて、一晩寝かすだけで,美味しい水出しの無農薬緑茶が出来上がります。これを水筒に入れて,畑に持参します。このほのかな甘みとすっきりとした渋みに慣れてしまうと,もう他の飲み物は飲めなくなってしまいますよ!
  草取りは、これから11月頃まで続くので、草取りが嫌いな人では、無農薬栽培は出来ません(雇い人を頼んでやってもらえば別ですが)。草も、図鑑等で名前の由来などを調べると,なかなかおもしろいですよ。根気のいるこの仕事を、如何に楽しくやるか、無農薬栽培農家の永遠のテーマかもしれません⁉

新茶の製造もあと一息

4/22からスタートした新茶の摘み採りと製造も、最終コーナーを回り、ゴールが見えてきました。今年は、特に『やぶ北』の生育差が少なく、徹夜で製造する日も4日もありました。例年は、雨の日の前と最終日の前の2日くらいなので、いかに今年が忙しかったか分かると思います。残すは、あと1日、『元祖』という畑のオクミドリのみです。この元祖という名前の由来は、約30年前、この畑から当園の無農薬栽培がスタートしたからです。当時は、『やぶきた』という品種でしたが、無農薬栽培に反対していた父親に、少しでもいいから無農薬で栽培させてほしいとお願いして、念願の無農薬栽培を許してもらいスタートすることが出来た畑なのです。その後、オクミドリに植え替えて、当園の看板商品に育ってくれました。こんな思い入れの詰まった畑が、『元祖』なんです。さあ、明日一日、頑張って製造するぞー!

危機一髪で、霜の被害を免れました!

4月に入ってから、汗ばむような陽気が続いていましたが、4/7から寒気が南下して、霜が降りる可能性がありました。こういう時に頼りになるのが、防霜ファン。そう、あの茶畑に立っている扇風機みたいなやつです。霜が降りるのは、寒気が南下して快晴無風の時で、放射冷却により地表面の温度が一番下がります。その状態の時は、地表から5m上の気温が約3度高いので、防霜ファンは、その少し暖かい空気を茶畑に吹きつけて霜が降りるのを防ぎます。茶畑の表面が0度以下になると、新茶の新芽がダメになってしまうのですが、4/9の早朝には、1度ぐらいまで低下しました。これは、防霜ファンが回っていなければ、-2度ぐらいになっていた計算です。防霜ファン様さまですね!おかげで、その後、新芽も順調に育っています。当園は、新茶が始まるのは遅い地区ですが、それでも今年は4/22ぐらいから新茶が始まりそうです。

新茶が近づいてきました。

静岡県でも桜の開花宣言が出て、新茶まで、あと1カ月余りになってきました。この時期というのは、期待と不安が入り混じった特別な気分になります。今年も美味しい新茶が採れそうだなという期待と、凍霜害は大丈夫かとか、体力的に乗り越えられるかなという不安があります。栽培に関しては、この一年できる限りのことはしてきたつもりですので、あとはきつい寒さが来ないことを祈るばかりです。体力的には、だんだんと衰えてきていますので、少しでも早く休めるよう、製茶機械の点検をしっかりやって、トラブルで時間をロスしないようにしたいと思います。最盛期には、寝る間を惜しんで製造しますから、ケガやミスのないように頑張りたいと思います。

アクシデントがありましたが、台風の峠は超えたようです。

先週に引き続き、今週も台風がやってきましたが、現在、風雨も収まり、どうやら峠を越えたようです。雨が続き畑仕事が滞っていたためと、午後3時前まではそれほど雨が降っていなかったので、堆肥をまきに行ったところ、トラックが畑で身動きできなくなってしまいました。無理して仕事するんじゃなかったと後悔しましたが、後の祭り。一度は諦めて、家に帰りましたが、雨もやんでいたため、再度チャレンジ!ウインチを使って、なんとか脱出することができました!今日の教訓「雨の日に、トラックで畑に入るのは、やめましょう」(^◇^;)

台風一過。畑仕事、再開しました。

昨夜、台風21号が静岡県を通過しました。当園で、台風による被害で心配なのは、山崩れによる茶畑の埋没と海からの潮風による塩害ですが、おかげさまで事なきを得ました。今までの経験から、台風が当園の北側を通ると被害が大きく、南側を通ると被害が軽微なため、今回は南側を通過したのだと思われます。13日からずっと雨続きの天候だったため、久々の快晴でした。早速、秋整枝の再開と行きたいところですが、大量の雨で水分をたくさん含んだ土壌に機械を入れると、土を踏み固めてしまい、酸素が根に行き渡らなくなってしまうので、今日は借りている茶畑に堆肥を入れました。農作物を無農薬で育てるためには、作物が炭水化物で充たされていなければなりません。良質な堆肥は、水溶性の炭水化物をたくさん含んでいますので、有機栽培には欠かせない資材です。また、堆肥は微生物や土壌生物の餌になり、土を柔らかくしてくれます。肥料のように、まいてすぐ効果が出るというものではありませんが、農作物を健全に育てるためには、無くてはならないものです。久々の力仕事で、少々疲れましたので、今日はこれくらいにしておきますね。

昨日、始めてe-Taxで確定申告をしました。

昨日、始めてe-Taxで確定申告をしてみました。先日、マイナンバーカードを作ったので、以前から気になっていたe-Taxによる確定申告に挑戦してみました(ちょっと大げさ?)いろいろと慣れない部分が多く、戸惑うことも多々ありましたが、ヘルプデスクや税務署に電話で聞きながら、何とか申告することができました。保険の証明書の提出を省略できたり、保険の控除などは自動で計算してくれて楽な部分もありました。何より税務署などに出向かなくてもいいというのは、助かります。ただいつもギリギリの提出になってしまうので、次年度はもっと前もって提出できるようにしたいと思います。

 さて確定申告が終わると、いよいよ新茶に向けた管理作業も大詰めを迎えます。肥料まきや茶工場の清掃、防霜ファンの稼働など、だんだんと気ぜわしくなってきます。新茶が始まるまでの、期待と不安の入り混じった気持ちは、何度経験しても変わることがありません。天候だけは、どうすることもできませんので、体調を整え余裕をもって新茶の製造に臨みたいと思います。

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